日本地球惑星科学連合2007年大会 大気化学セッション

日本地球惑星科学連合2007年大会での「大気化学」セッション開催報告

連合大会プログラム委員・大気化学研究会プログラム委員一同
金谷有剛・町田敏暢・竹川暢之・谷本浩志・塩谷雅人

千葉の幕張メッセで開かれた日本地球惑星科学連合2007年大会の中で、2007年5月21-22日の二日間にわたり、「大気化学」レギュラーセッションをはじめて開催いたしました。大気化学研究会では従来、年二回の研究集会を独自に実施してきましたが、そのうちの一度を連合大会の中で実施することとし、地球惑星科学分野全体に開かれた形で集会を実施すること、正式な「学会」の場での発表を可能とすること、他分野との接点を模索することを目指しました。
「大気化学」セッションには、口頭・ポスター発表合わせて71件の講演申し込みをいただき、関連する「成層圏過程とその気候影響の新展開」スペシャルセッションと合わせると、これまでの研究集会とほぼ同じ規模の参加者数を得ることができました。若手研究者による口頭発表が多く、アジア広域大気汚染、都市大気の輸送・化学、エアロゾル等プロセス研究、長寿命気体物質輸送、グローバル規模モデル研究について、最新の研究発表が行われました。また、広々とした会場で行われたポスター発表でも、活発な意見交換が行われ、充実したセッションとなりました。日本気象学会、日本地球化学会、地球電磁気・地球惑星圏学会と共同でセッションを開催したこともあり、参加者には新たな顔ぶれも見られ、今後の大気化学分野の発展・展開のきっかけが得られる場になると感じました。連合大会全体からみても、「大気化学」は、講演数が2番目に多いセッションとなり、初回にもかかわらず、存在感をアピールすることができたように思います。地球惑星科学の中でも社会的に注目を浴びる「地球大気環境科学」に関して、最新の科学的知見を連合大会で発表し発言することは、今後も重要であると思います。
一方で、口頭会場において質問者用のマイクがない、イス配置が悪く座りにくい等の不都合な点や、事前のアナウンス(発表時間やアブストラクト配布など)が従来と比較し不十分であった、などの反省点もありました。今回は初回ということでご容赦いただくとともに、大気化学研究会として改善を図り、必要な点については連合大会事務局への要望として申し入れていきたいと考えています。
来年度の連合大会(幕張メッセ)の会期は5月25日(日)から5月30日(金)の6日間の予定です。その中で、「大気化学」レギュラーセッションを今年と同じような規模(2日間)で開催し、連合大会への定着を進めていきたいと考えております。その際、部屋や時間割の確保についても、他のセッションとの競争になるため、申込者数が多いほうが有利となります。次回も、今年と同様またはそれ以上の申し込みをいただけますよう、改めてお願い申し上げます。

会場の写真

「大気化学」および「成層圏過程とその気候影響の新展開」のセッションプログラム

2007年5月21日(月)-22日(火)
5月21日(月)
午前セッション 201A号室 「大気化学」 口頭講演 9:00-12:15
大気化学研究会運営委員会(運営委員のみ) 202号室 12:15-13:45
午後セッション 201A号室 「大気化学」 口頭講演 13:45-17:00
ポスターセッション 「大気化学」 コアタイム 17:15-18:45 掲示時間10:00-20:00 コンベンションホールにて
5月22日(火)
午前前半セッション 201A号室 「大気化学」 口頭講演 9:00-10:30
午前後半セッション 201A号室 「成層圏…」 口頭講演 10:45-12:15
大気化学研究会会員総会 201A号室 12:15-12:45
午後セッション 201A号室 「成層圏…」 口頭講演 13:45-17:00
ポスターセッション 「成層圏…」 コアタイム 17:00-18:30  掲示時間10:00-20:00 コンベンションホールにて

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2017年07月10日