第14回大気化学シンポジウム

第14回大気化学シンポジウムの開催報告

(2004年1月13日)
世話人:名古屋大学太陽地球環境研究所 松見 豊、水野 亮
東京大学先端科学技術研究センター 近藤 豊

2004年1月7―9日の3日間、豊川市民プラザ(豊川市)にて、太陽地球環境研究所共同利用研究集会「第14回大気化学シンポジウム」を開催しました。第14回目となる今回は、昨年より多くの164名の参加者(内訳:一般113名、学生51名)がありました。シンポジウムでは、口頭講演37件が行われました。口頭講演では一般講演のほかに、成層圏と対流圏の大気化学・輸送過程について2つの特別セッションが企画されました。ポスター発表は合計83件を数え、特に若手研究者による発表と活発な質問のやりとりに、シンポジウム開催中は合計5時間近くにわたって、熱気にあふれたセッションとなりました。エアロゾル、地球温暖化、モデル計算、反応速度計測、装置開発など、テーマ別にじっくりと個別に議論を深めることができたようです。現在、国内の大気化学研究者が一同に集う機会は非常に少なく、今後とも、このシンポジウムを通して、大気化学研究の最新の成果報告や情報交換、方向性・将来性を議論する場を提供していけるように、継続した開催を維持していきたいと考えています。
[対流圏コンビーナ:横内陽子(国立環境研)より]
特別セッション「大気化学からガイア仮説を検証する」を開催しました。国際的な地球環境研究プロジェクトに少なからぬ影響を与えてきたガイア仮説を大気化学の立場から検証するというものです。この特別セッションに招待講演2件を行いました。

[成層圏コンビーナ:笠井康子(通総研)より]
特別セッション「対流圏から見た成層圏・成層圏から見た対流圏」を開催しました。成層圏中心に世界を広げるだけではなく、少し違った視点で外側からも成層圏を眺める機会を持つ事を目的としました。この特別セッションに招待講演4件を行いました。
主催:名古屋大学太陽地球環境研究所、大気化学研究会
協賛:地球電磁気・地球惑星圏学会、日本化学会、日本気象学会、日本地球化学会、日本エアロゾル学会、大気環境学会

発表プログラム

大気化学シンポジウムの要項

日程:2004年1月7日(水)-9日(金)
場所: 豊川市民プラザ(プリオ2 ビル4階、1階スギ薬局) TEL: 0533-80-5122, FAX: 0533-80-5125
クオリティホテル豊川(http://www.greens.co.jp/)と同じ建物。
連絡先:〒442-8507 豊川市穂ノ原3-13 名古屋大学太陽地球環境研究所 松見研究室内
大気化学シンポジウム係 Tel. 0533-89-5192、Fax.0533-89-5593
E-mail : mailto:taikiken@stelab.nagoya-u.ac.jp

[以上]

2017年07月10日
     
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