第13回 大気化学討論会

第13回大気化学討論会の開催報告

実行委員会委員長 神沢 博 (名古屋大学大学院環境学研究科)

2007年11月27−29日の2日半にわたって、名古屋大学東山キャンパスの野依記念学術交流館で、第13回大気化学討論会が開催されました。本年度より、大気化学研究会が主催する研究集会は、春の地球惑星科学連合大会の大気化学セッションと秋の大気化学討論会の2回になりました。また、本討論会は、名古屋大学太陽地球環境研究所との共催で開かれました(その意味で、従来、正月前後に行われてきた大気化学研究会の衣替えという側面もあります)。このように、新しい方針に沿って開かれた初めての討論会でした。参加者数は、152名(一般91名、学生61名)でした。発表件数は、口頭が39件、ポスターが67件の計106件でした。第2日の懇親会の参加者数は、96名(一般62名、学生34名)でした。第1日には、懇親を深める機会を増やすため、ポスター会場でビールとつまみのナイトセッションを催しました。

口頭発表のセッション名は、「成層圏・圏界面」、「対流圏・成層圏オゾン」、「長寿命気体」、「研究プロジェクト」、「VOCs」、「窒素酸化物・ラジカル」、「エアロゾルの分布・輸送」、「エアロゾルの特性・生成過程」でした。ポスター発表でも同様のテーマでの発表が行われました。また、第2日の午後には、「地球システム科学における大気化学分野の役割を考える」と題した特別セッション(コンビーナー:須藤健悟、招待講演:河宮未知生、井上元、安成哲三の諸氏)が行われました。引き続き、奨励賞受賞講演(金谷有剛氏)、大気化学研究会会員総会が行われました。
積極的な申し込み・参加、プログラム委員の適切なプログラム作成に、今回の討論会にぴったりの会場が相まって、会場での充実した質疑・討論が行われ、また、懇親会、ナイトセッション等で情報交換が行われ、実りある会となったのではないかと思います。

プログラム

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2017年07月10日
     
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