第5回大気化学討論会

第5回大気化学討論会が開かれました

1999年6月2日(水)から4日(金)の日程で静岡県熱海市のKKRホテル熱海にて第5回大気化学討論会を開催しました。今年は正式に大気化学研究会が発会し、その研究会の後援により本討論会が開催されたことは誠に喜ばしい限りです。参加者約150名の大盛況でした。

1. 日時
6月2日(水)10:00 ~ 6月4日(金)12:00

2. 会場
KKRホテル熱海
(静岡県熱海市春日町7-39 電話 0557-85-2000)

第5回大気化学討論会連絡先:
廣川 淳 (東大先端研)
Tel:03-5452-5142 Fax:03-5452-5143
e-mail: hirokawa@kjtr.atmchem.rcast.u-tokyo.ac.jp

会場の様子

(撮影: 馬場 哲範 および 高橋けんし)

懇親会

第5回大気化学討論会講演プログラム

(講演15分、討論5分)
6月2日(水)
座長 坂東博
海洋エアロゾル中のハロゲン化コハク酸の同定と分布
○河村公隆、今西克也、大河内直彦(北大・低温研)

北太平洋北西部における海洋大気中炭素質粒状物濃度の船上連続測定
○植松光夫、笹川基樹、松本潔(東大・海洋研、科学技術振興事業団)

北太平洋・ベーリング海上で捕集した個々の海塩粒子の変質について
○三浦和彦、大木淳之、小野卓男、近藤辰也、原壮史、中江茂(東理大・理)、
児島紘(東理大・理工)

東シナ海および日本海上空の大気中微量酸性ガスおよびアルデヒドの濃度分布とその挙動
○駒崎雄一、田中茂*(科学技術振興事業団、*慶応大・理工)

沖縄、隠岐における大気中のホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの挙動
○橋本茂、駒崎雄一、成田祥*、田中茂*(科学技術振興事業団、*慶応大・理工)

極夜海洋大気中のアンモニア
○ 長田和雄、木戸瑞佳、原圭一郎、松永捷司、柴田隆、岩坂泰信(名大・太陽研)、
林政彦(福岡大)、山内恭(極地研)、深津徹(東海電監)

12:00~13:30 昼食
13:30~14:50 座長 駒崎雄一
富士山麓域における降水成分の特徴
○中村昭彦、鈴木款、桃谷辰也(静岡大院・理工)

富士山頂の降水の化学成分について
林和彦(1)、○土器屋由紀子(2)、丸田恵美子(3)五十嵐康人(4)、
直江寛明(4)、堤之智(4) (1気象大、2東京農工大・農、3東邦大・理、4気象研)

対流圏イオンの化学過程とその役割 -エアロゾルとの関連-
長門研吉(分子研)

亜熱帯海洋大気における非メタン炭化水素の挙動:海洋汚染の大気化学への影響
◯斉藤拓也、河村公隆、中塚武(北大・低温研)

14:50~15:10 休憩
15:10~16:30 座長 植松光夫
南北両半球における大気中塩化メチルの分布とその発生源について
○ 横内陽子、町田敏暢、野尻幸宏、藤沼康実、犬塚洋子(国立環境研)、
L. A. Barrie、D.Toom-Sauntry(AES・カナダ)、秋元肇、李紅軍(東大・先端研)、
青木周司(東北大院・理)

連続フロー質量分析を用いた微少量での炭素安定同位体比定量法の開発
○角皆潤(1、2)、吉田尚弘(1、2)(1東工大・総合理工、2科学技術振興事業団)

SOWER/Pacific 1998/99年集中観測-概要と初期の結果-
◯長谷部文雄 (茨大・理) 、 塩谷雅人 (北大院・地球環境) 、Holger Voemel (CRES, Univ.
Colorado) 、 西憲敬 (京大院・理) 、藤原正智 (東大院・理) 、庭野将徳 (北大院・地球環境) 、
小川利紘 (NASDA/EORC) 、Samuel Oltmans (NOAA/CMDL) 、Kenneth Gage (NOAA/AL)

SOWER/Pacific 1998/99年集中観測 -対流圏オゾンの変動-
◯塩谷雅人 (北大院・地球環境) 、長谷部文雄 (茨大・理) 、豊田賢二郎 (京大・防災研) 、
小川利紘 (NASDA/EORC) 、西憲敬 (京大院・理) 、Holger Voemel (CRES, Univ. of Colorado) 、
Samuel Oltmans (NOAA/CMDL) 、Kenneth Gage (NOAA/AL)

17:00~18:30 ポスターセッション1
19:00~20:30 懇親会

6月3日(木)
9:00~10:20 座長 廣川淳
大気中におけるメチルシクロヘキセン類とオゾンの反応による過酸化物の生成とその機構
○畠山史郎、占部太一郎、S.Sivanesan(国立環境研)

バブルカラム法を用いた含フッ素化合物の付着係数測定
○ 野原香代(1)、 竹内浩司(2)、指宿尭嗣(2) (1地球環境産業技術研究機構、
2資源環境研)

ヨウ素の気液界面移動過程における液相反応の効果
○高見昭憲、近藤照夫、門安曇、幸田清一郎(東大院・工)

小笠原諸島父島での対流圏オゾン濃度とエアロゾル粒子数濃度の変動の観測
〇古賀聖治、兼保直樹(資源環境研)

10:20~10:40 休憩
10:40~12:00 座長 小池真
北太平洋上の海洋境界層内における日の出後のオゾン破壊
○永尾一平(1)、松本潔(2)、田中浩(1)(1名大・大気水圏研、2東大・海洋研)

海洋大気境界層におけるオゾン濃度日変化に関する数値シミュレーション
◯豊田賢二郎(京大・防災研)、村松久史(名城大・理工)

晩冬/早春の利尻島におけるPANsの連続観測
◯谷本浩志、廣川淳、梶井克純、秋元肇(東大・先端研)

対流圏光化学GCM(CCSR/NIES AGCM ベース)による対流圏オゾンのモデリング
○須藤健悟、高橋正明(東大・気候センター)、秋元肇(東大・先端研)

12:00~13:20 昼食
13:20~15:20 座長 畠山史郎
98年夏期隠岐における日中HO2濃度変動 -実測とモデル計算の比較-
○金谷有剛、定永靖宗、松本淳、U.K. Sharma、廣川淳、梶井克純、秋元肇(東大・先端研)

大気中ペルオキシラジカルの測定と夜間ラジカル生成に関する考察
○村上真二、坂東博、竹中規訓、前田泰昭(大阪府立大・工)

八方における大気中一酸化炭素測定とボックスモデル計算による検討
○ 加藤俊吾、梶井克純、秋元肇 (東大・先端研)、M. Br*unlich、T. R*ckmann、C. A. M.
Brenninkmeijer
(Max Planck Institute for Chemistry, Germany)

対流圏上部における一酸化炭素濃度の年々変動
○松枝秀和(1)、田口彰一(2)、吉川久幸(1)、石井雅男(1)
(1気象研、2資源環境研)

大気大循環モデルに現れた成層圏オゾンの変動
○ 永島達也 、高橋正明 、滝川雅之 (東大・気候センター)

通総研アラスカ・オゾンゾンデ・キャンペーン初期解析結果
○柴崎和夫(國學院大)、安井元昭、落合啓、水谷耕平、村山泰啓(通総研)

15:20~15:40 休憩
15:40~17:20 座長 村田功
秋期上部対流圏でのReactive nitrogenの分布
○ 北和之(1)、近藤豊(2)、小池真(2)、松川茂久(1)、池田響(2)、趙永浄(2)、
杉田考史(3)(1東大院・理、2名大・太陽研、3国立環境研)

航空機の排気ガスによる窒素酸化物分布への影響:SONEX航空機観測
○ 小池真、近藤豊、趙永浄、池田響、鳥山哲司(名大・太陽研)、北和之(東大院・理)、
杉田考史(国立環境研)

BIBLE-A期間のバイオマス燃焼起源の炭化水素類の変動
◯川上修司(1)、 北和之(2)、小川利紘(1)、近藤豊(3)、町田敏暢(4)、
D. Blake(5)(1NASDA/EORC、2東大院・理、3名大・太陽研、4国立環境研、
5Department of Chemistry, University of California, Irvine)

インドネシアで起こったバイオマスバーニング時の大気微量成分の航空機観測:
1997年と1998年の比較
◯堤之智、澤庸介、牧野行雄(気象研)、Jorgen Jensen(豪・CSIRO)、
H. Harjanto(インドネシア気象局)

春季東アジア域の中上部対流圏におけるO3及び前駆気体の増大-航空機観測の事例解析ー
○ 宮崎雄三、北和之(東大院・理)、川上修司、小川利紘(NASDA/EORC)、
近藤豊(名大・太陽研)、町田敏暢(国立環境研)、西憲敬(京大院・理)、
D. Blake(UCI)、B.Liley(NIWA)

17:30~19:30 夕食
19:30~21:00 ポスターセッション2

6月4日(金)
9:00~10:20 座長 北和之
北極下部成層圏の窒素酸化物濃度増加
○入江仁士、近藤豊、小池真(名大・太陽研)

波照間モニタリングステーションで観測された大気中の亜酸化窒素濃度の変動について
◯遠嶋康徳、向井人史、町田敏暢、S. Maksyutov、藤沼康実(国立環境研)

大気中におけるN2Oの広域分布とその変動について
◯石島健太郎、中澤高清、青木周司(東北大院・理)

Long term monitoring of the atmospheric carbon dioxide and methane near Yakutsk, East
Siberia.
○S. Maksyutov(1)、 N.Fedoseev(2)、 町田敏暢(1)、 井上元(1)
(1国立環境研、2Permafrost Research Institute, Russia)

10:20~10:40 休憩
10:40~12:00 座長 松枝秀和
大気中二酸化炭素の酸素同位体比の変動に関する考察
○石澤みさ、中澤高清(東北大院・理)、Kaz Higuchi (AES, Canada)

北極域対流圏及び下部成層圏における二酸化炭素濃度の航空機観測
○ 町田敏暢(1)、菅原敏(2)、森本真司(3)、塩原匡貴(3)、S. Maksyutov(1)、
中根英昭(1)( 1国立環境研、2宮城教育大、3国立極地研)

北極域成層圏におけるメタン炭素同位体比
○ 菅原敏(1)、青木周司(2)、中澤高清(2)、町田敏暢(3)、川村賢二(2)、
本田秀之(4)、矢島信之(4)(1宮城教育大、2東北大院・理、3国立環境研、4宇宙研)

成層圏における一酸化二窒素の分布
○ 青木周司、中澤高清(東北大院・理)、町田敏暢(国立環境研)、橋田元(極地研)、
菅原敏(宮城教育大)

ポスターセッション1
P1-1
北半球中高緯度オゾン鉛直分布の長期トレンド
○中根英昭(1)、A. Kournossenko(1)、S. Kournossenko(1)、
二宮真理子(2)(1国立環境研、2地球人間環境フォーラム)

P1-2
つくばにおけるフーリエ変換型分光計を用いた赤外分光観測
○村田功、宮内浩志、福西浩(東北大院 理)、中根英昭(国立環境研)

P1-3
古生代大気のオゾン分布シミュレーション
○神宮花江(東大・海洋研)、滝川雅之、高橋正明(東大・気候センター)

P1-4
東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響
○田中茂、白鳥一幸、成田祥、駒崎雄一*、橋本茂*(慶大・理工、*科学技術振興事業団)

P1-5
レーザアブレーション/誘導結合プラズマ質量分析(LA/ICP-MS)法を用いた
大気粉塵中の鉛安定同位体比の測定法の開発
○成田祥、田中茂(慶大・理工)

P1-6
大気中における鉱物粒子,硫酸塩粒子,黒色炭素粒子の相互関係の検討
○桃谷辰也、鈴木款(静岡大・理)、中村昭彦(静岡大院・理工)

P1-7
不飽和脂肪酸(オレイン酸)の固相での酸化と低分子ジカルボン酸の生成
○松永壮、河村公隆、中塚武、大河内直彦(北大・低温研)

P1-8
酸性雪に見られる硝酸塩の起源と輸送に関する考察
○ 遠藤辰雄(北大・低温研)、高橋庸哉(北海道教育大)、野口泉(北海道環境
科学研究センター)、田中教幸(北大院・地球環境)

P1-9
南極昭和基地の大気エアロゾルと酸性ガス
○ 原圭一郎、長田和雄、木戸瑞佳、松永捷司、岩坂泰信(名大・太陽研)、
林政彦(福岡大・理)、山内恭(極地研)、深津徹(東海電監)

P1-10
メチルクロロホルムの地表面への沈着速度と大気中OH濃度推定値の再評価
○忽那周三、竹内浩士、指宿堯嗣(資源環境研)

P1-11
CO分子の分光学諸量の精密計算
○岡田一俊、岩田末廣(総研大、分子研)

P1-12
ハロゲン原子とオゾンの反応により生じたXOラジカルの振動緩和
○二ノ宮有希、橋本訓、川崎昌博(京大院・工)

P1-13
化学輸送モデル(CTM)を用いたオゾンの実況監視予測システムの開発
○ 岩崎俊樹(東北大・理)、加藤寿史、木下篤哉、佐々木徹(気象庁・環境気象)、
中川雅之(気象庁・数値予報)、千葉長(気象研)

P1-14
CCSR/NIES 気候-化学結合モデルにおける Schuman-Runge 帯の影響について
○滝川雅之、高橋正明、秋吉英治(東大・気候センター、国立環境研)

P1-15
衛星搭載用オゾン観測センサの試作
○ 久世暁彦、川島高弘、森重隆、谷井純 (日本電気)、山本泰志、武井満
(宇宙開発事業団)、柴崎和夫、鈴木睦、佐野琢己、小川利紘(地球観測データ
解析研究センター)

P1-16
オゾン観測センサODUS解析アルゴリズムの開発計画
○ 佐野琢己、柴崎和夫、鈴木睦、小川利紘(宇宙開発事業団)、久世暁彦、
川島高弘(日本電気)

P1-17
負イオン化学イオン化質量分析法を用いた実時間型HNO3測定装置の開発III:
清浄大気測定に向けての都市大気テスト測定
○古谷浩志(科学技術振興事業団)、秋元肇(東大・先端研)

P1-18
レーザー誘起蛍光法による高感度NOx測定装置の開発
○ 松本淳、廣川淳、梶井克純、秋元肇(東大・先端研)

P1-19
西蔵大気化学観測計画速報
○岩坂泰信(名大・太陽研)、石廣玉(中国科学院大気物理研究所)、柴田隆(名大・太陽研)、
湯潔(中国気象科学研究院大気化学研究所)

ポスターセッション2
富士山頂での1998年夏季集中観測-7BeとO3について-
○ 五十嵐康人(1)、小村和久(2)、堤之智(1)、青山道夫(1)、
山本政儀(2)、広瀬勝己(1)(1気象研、2金沢大)

P2-2
レーザーヘテロダイン分光計を用いた1998/99冬期の仙台におけるオゾン観測
○宮内浩志、村田功、福西浩(東北大院・理)、中根英昭(国立環境研)

P2-3
赤道波動に伴う成層圏・対流圏大気交換過程:大気大循環モデルによる実験
○藤原正智(東大院・理)、高橋正明(東大・気候センター)

P2-4
北米・北大西洋の上部対流圏・下部成層圏において航空機が窒素酸化物分布に与える影響
○ 池田響、近藤豊、小池真、趙永浄(名大・太陽研)、北和之(東大院・理)、
杉田考史(国立環境研)

P2-5
中緯度域上部対流圏における硝酸からの窒素酸化物の生成
○ 松川茂久、北和之(東大院・理)、杉田考史(国立環境研)、近藤豊、
小池真、入江仁士、池田響(名大・太陽研)

P2-6
航空機を用いたシベリア上空における二酸化炭素安定同位体比の定期観測
○ 高橋善幸(1)、町田敏暢(1)、井上元(1)、M. Panchenko(2)
(1国立環境研、2大気光学研究所、ロシア)

P2-7
無機揮発性成分のガス-エアロゾル平衡とそのダイナミックス
武本太郎、○植田洋匡(京大・防災研)

P2-8
北太平洋北西部における霧水の化学的特徴
○笹川基樹、植松光夫(東大・海洋研)

P2-9
制限斜交回転因子分析法による雨水化学成分の起源推定
○尾関徹(兵庫教育大)、小川信明(秋田教育大)、紀本岳志(海洋化学研)

P2-10
北極エアロゾル中の低分子ジカルボン酸
○成川正広、河村公隆(北大・低温研)、L.A.Barrie(AES, Canada)

P2-11
南極アイスコア中の脂肪酸と低分子ジカルボン酸の分布:予備的結果
◯門間兼成、河村公隆、成田英器(北大・低温研)、渡辺興亜(極地研)

P2-12
気相と凝縮相での光分解の違いとその大気化学への影響
○渋谷一彦、藤原孝浩、辻和秀(東工大院・理工)

P2-13
トルエンの光化学反応による有機エアロゾル生成
○竹川秀人、唐澤正宜(豊田中研)

P2-14
SOラジカルとメチルパーオキシラジカルの反応速度定数
○猪俣敏、今村隆史、鷲田伸明(国立環境研)

P2-15
ハロゲン化メチルのバイオマス燃焼による発生過程の解明
○須藤重人、米村正一郎、鶴田治雄、川島茂人(農環研)

P2-16
航空機搭載型OH計測装置の開発
○市川登志雄、河野光彦、松見豊、近藤豊(名大院・理、名大・太陽研)

P2-17
真空紫外共鳴蛍光法を用いた航空機搭載型CO測定器の開発
○竹川暢之(1)、近藤豊(2)、松見豊(2)、北和之(1)、鳥山哲司(2)
J. Holloway (3)、R. Jakoubek (3)、D. Parrish (3)、F. Fehsenfeld (3)
(1東大院・理、2名大・太陽研、3NOAA)

P2-18
NO2とHONOの選択的定量法について
○鈴江崇彦、竹中規訓、坂東博、前田泰昭(大阪府大・工学部)

2017年07月10日