第6回 大気化学討論会

第6回 大気化学討論会が開かれました

下記の要領で第6回大気化学討論会が開催されました。本討論会は,対流圏・成層圏を中心とする大気化学および関連する諸分野の研究者が集い,最新の研究成果の発表を行うと共に,意見交換や今後の研究計画を話し合うことを目的としました。

会期: 2000年5月31日(水)から6月2日(金)
会場: 鳥羽国際ホテル

プログラム

○発表者

5 月 3 1 日 (水)   
10:00-10:20 冬春季北極対流圏中での粒子状シュウ酸の混合状態とその変化
○原圭一郎(名大太陽研:現在、極地研)、長田和雄、松永捷司、岩坂泰信、柴田隆(名大太陽研)、
古谷圭一(東京理科大:現在、恵泉女学園)

10:20-10:40 海塩粒子化学過程の粒径依存性に関する数値シミュレーション
○豊田賢二郎(地球フロンティア)、高橋正明(東大CCSR・地球フロンティア)、秋元肇(地球フロンティア)、Oliver Wild(地球フロンティア)、廣川淳(東大先端研・地球フロンティア)

10:40-11:00 小笠原父島におけるエアロゾル粒子数濃度の変動
○古賀聖治、兼保直樹(資源環境技術総合研究所)

11:00-11:20 ACE-Asiaにおけるエアロゾル船上観測
○三浦和彦(東理大・理)、植松光夫(東大・海洋研)

11:20-11:40 海洋大気中エアロゾルの分布・濃度変動に関する数値シミュレーション
○神宮花江、植松光夫(東大・海洋研)、鵜野伊津志(九大・応力研)

+++ 11:40-13:00 昼食 +++

13:00-13:20 一酸化炭素の同位体組成による循環解析その1~海洋からの生成
○中川書子1,3・角皆潤2・蜂須洋輔1・吉田尚弘1,3 (1:東工大総合理工 2:北大・理 3:科学技術振興事業団)

13:20-13:40 北太平洋上で観測された低分子炭化水素の安定炭素同位体比の変動について
○斉藤拓也1、角皆潤2、河村公隆1、中塚武1、吉田尚弘3(1北大・低温研、2北大・理、3東工大・環境理工)

13:40-14:00 大気中一酸化二窒素のアイソトポマー分布
○ 豊田 栄1,2、占部 太一郎1、鈴木 健史1、六人部 英典1、吉田 尚弘1,2(1東工大院総理工 2科学技術振興事業団)

14:00-14:20 塩素原子と炭化水素との反応
○櫃田佳波、高橋けんし、松見豊(名大・太陽研)

+++ 14:20-14:40 休憩 +++

14:40-15:00 含硫黄フリーラジカルとメチルパーオキシラジカルの反応速度定数の決定
○鷲田伸明・猪俣 敏・今村隆史(国立環境研)

15:00-15:20 多置換エチレンとオゾンの反応による過酢酸の生成
○畠山史郎、S. Sivanesan, M. Subbaiyan (国立環境研究所)

15:20-15:40 フーリエ変換赤外分光法を用いたシリカ表面における HNO3(ads) と NO(g) の不均一反応の研究:大気中における HNO3 の NOx, HONO への変換の可能性
○持田 陸宏、Barbara J. Finlayson-Pitts(University of California, Irvine)

15:40-16:00  利尻島における地表オゾン・PANの季節変化とオゾン春季極大時の関連微量気体観測 (RISOTTO 2000)
○ 谷本浩志1、加藤俊吾2、古谷浩志2、松本淳1、廣川淳1、梶井克純1、駒崎雄一2、橋本茂2、成田祥3、田中茂3、秋元肇1

++++ 16:15-18:15 ポスター発表 ++++

++++ 18:30-20:30 懇親会 ++++

6 月 1 日 (木) 

9:00-9:20 大気中ヨウ化メチルの分布とその発生源について
○横内陽子、野尻幸宏、藤沼康実(国立環境研究所)L. A. Barrie, D.Toom-Sauntry(AES・カナダ)

9:20-9:40 大気中SF6の経年変動と分布
○木下徳彦、巻出義紘(東京大学アイソトープ総合センター)

9:40-10:00 波照間・落石モニタリングステーションで観測された大気中の酸素/窒素比の変動について
○遠嶋康徳、向井人史、町田敏暢、野尻幸宏、藤沼康実(国立環境研究所)

10:00-10:20 大気中酸素濃度の高精度計測法の開発
○石戸谷重之、青木周司、中澤高清(東北大院・理)

+++ 10:20-10:40 休憩 +++

10:40-11:00 南極のフィルンにおける温室効果気体の鉛直分布
○川村賢二、青木周司、中澤高清(東北大院・理)、橋田元、藤井理行(極地研)、鈴木啓助(信州大・理)、山田知充(北大低温研)

11:00-11:20 3次元大気輸送モデルを用いた大気中メタンの数値実験
○佐伯田鶴(東北大学大型計算機センター)、中澤高清(東北大学・院・理学研究科)Shamil Maksyutov(地球フロンティア)

11:20-11:40 二酸化炭素濃度と炭素同位体比より求めた全球炭素収支の推定
○石澤みさ(地球フロンティア)、中澤高清、青木周司(東北大院・理)、菅原敏(宮城教育大)、松本文雄(東北大院・理)

++++ 11:40-13:00 昼食 ++++

13:00-13:20 Tracer transport model validation and model simulated CO2 cycle overcontinent.
○S. Maksyutov (IGCR/FRSGC), D. Fujita, T. Saeki, T. Nakazawa (Tohoku Univ.)

13:20-13:40 シベリア上空における大気中二酸化炭素濃度の変動
○町田敏暢・S. Maksyutov・遠嶋康徳・向井人史・井上元(国立環境研)・中澤高清・川村賢二(東北大・理)・N. Vinnichenko(Central Aerological Observatory)・M. Panchenko(Institute of Atmospheric Optics)・N. Fedoseev(Permafrost Institute)

13:40-14:00 Methane and CO2 flux observations in the West Siberian wetland during 1998-1999.
○G.Inoue, S.Maksyutov, M. Sorokin (NIES, Tsukuba), O.Krasnov (IAO, Tomsk), S.Vasiliev(ISSA, Novosibirsk)

14:00-14:20 大気中硝酸、塩化水素ガスの捕集の問題点と拡散スクラバーを用いた新たな捕集・測定システムの開発
○駒崎雄一、橋本茂、成田祥*、田中茂*(*科学技術振興事業団、慶大理工)

+++ 14:20-14:40 休憩 +++

14:40-15:00 沖縄における夏期境界層内での光化学的オゾン生成
○金谷有剛・中村憲司・定永靖宗・松本淳・加藤俊吾・廣川淳・梶井克純・秋元肇 (地球フロンティア研究システム、東大先端研)

15:00-15:20 沖縄、隠岐、利尻における大気中のホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの挙動
○橋本茂、駒崎雄一、成田祥*、田中茂*(科学技術振興事業団、*慶大理工)

15:20-15:40 東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響―エアロゾル成分の挙動
○田中茂、長田幸三、成田祥、橋本茂*、駒崎雄一*(慶大理工、*科学技術振興事業団)

15:40-16:00 レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量(LA/ICP-MS)分析法を用いた日本近海における大気粉塵中微量金属の測定とその挙動
○成田祥、林慶一、田中茂、橋本茂*、駒崎雄一*(慶大理工、*科学技術振興事業団)

++++ 16:20-17:00 大気化学研究会 総会 ++++++

6 月 2 日 (金) 

9:00-9:20 名古屋上空のオゾン関連大気微量成分の準二年周期振動について
○桑原徹也、田中浩(名大・大気水圏研)

9:20-9:40 東アジアおよび西ヨーロッパにおける最近観測された地表オゾンデータの解析
Analysis of the recent surface ozone data in East Asia and Western Europe.
○ ポチャナート パクポン(科学技術振興事業団)、廣川 淳、梶井 克純(東京大学先端科学技術研究センター)、秋元 肇(地球フロンティア研究システム)

9:40-10:00 CCSR/NIES AGCM を用いた対流圏光化学モデリング : 対流圏オゾンの全球分布・収支の考察と森林火災の影響について
○須藤 健悟 ・ 高橋 正明(東大・気候センター)・ 秋元 肇(東大・先端研)

10:00-10:20 BIBLEキャンペーンで観測されたオーストラリア・インドネシア地表emissionからのオゾン生成
○北和之,宮崎雄三,東陽子(東大院理),近藤豊,小池真(名大STE研),竹田真紀,西憲敬(京大院理),D.Blake(UCI),B.Liley(NIWA),川上修司,佐野琢己,小川利紘(NASDA/EORC)

+++ 10:20-10:40 休憩 +++

10:40-11:00 霧粒、雨滴の固定化と物理・化学性状
○笠原三紀夫,明石幸子,馬昌珍,東野達(京大院エネルギー科学研究科)

11:00-11:20 制限斜交回転因子分析法と後退流跡線解析による秋田八幡平の酸性霧の生成過程の類別
○ 小川信明,預幡哲也,岡村朋子,猪爪淳子,菊池良栄,梶川正弘 (秋田大工学資源), 尾関徹(兵庫教育大学)

11:20-11:40 山岳域における降水・霧水中の不溶解性成分の動態
○桃谷辰也・柏原拓史・鈴木 款(静岡大・理),長田和雄・岩坂泰信(名古屋大・太陽研)

11:40-12:00 山岳地域における大気エアロゾルと霧水中の化学成分の関係
○鈴木 款・中村昭彦・桃谷辰也(静岡大学理工学研究科)・長田和雄・岩坂泰信 (名古屋大学太陽地球環境研究所)

閉会

ポスター発表 (5月31日 16:15-18:15) 
P-1 酸素・水錯体の安定構造と回転定数の理論計算
○三浦信明(a) 左部顕芳(b) 橋本健朗(a,b) (a:科技団、b:都立大)

P-2 CRD分光法によるラジカル反応の実験室的研究
○中野幸夫、後藤万佐司、橋本訓、川崎昌博 (京都大・工・分子工学)

P-3 摸擬極成層圏雲(PSCs)の光学的観察
○佐藤 優、瀬戸口修 (資環研)

P-4 エアロゾルへの取り込みに対する液相反応の影響
○高見昭憲、幸田清一郎 (環境研・東大工)

P-5 フッ素化アルコールの大気湿性沈着除去過程の評価について
○陳 亮*、竹中規訓、坂東 博、前田泰明 (大阪府立大学 工学部)(*現:地球環境産業技術研究機構 新規冷媒等プロジェクト室)

P-6 炭化水素の加湿空気系における二次有機エアロゾル生成
○竹川秀人 唐澤正宜 山崎哲 (豊田中研)

P-7 南極氷床コア試料中の微量有機物分析法の検討と含ハロゲンアルデヒドの検出
◯門間兼成、河村公隆、成田英器(北大低温研)、渡辺興亜(極地研)

P-8 降水・降雪およびエアロゾル中のカルボニル化合物およびヒドロキシカルボニル化合物の測定
○松永 壮・河村 公隆(北海道大学低温科学研究所)

P-9 空気中のN2の安定同位体比から得られた南極ドームふじコアにおける気体成分の重力分離効果
中澤高清、○川村賢二、青木周司(東北大院・理)、渡辺興亜(極地研)

P-10 北部北太平洋大気エアロゾルの脂質化合物の時間的、空間的分布
○北森 康之(1)、河村 公隆(1)、野尻 幸宏(2) 1:北海道大学低温科学研究所、2:国立環境研究所

P-11 冬期都市域におけるNOy(NO, NO2, , HONO, HNO3)の測定
○鈴江崇彦‡、高井大都‡、山本匡利§、竹中規訓‡、坂東博‡(‡大阪府立大学大学院、工学研究科、§兵庫県立公害研究所)

P-12 大気中HONOの測定
○鈴江崇彦、高井大都、竹中規訓、坂東博 (大阪府立大学大学院、工学研究科)

P-13 化学発光窒素酸化物計におけるMoコンバータに対する含窒素酸化物の応答について
○高井大都、竹中規訓、坂東博、前田泰昭(大阪府立大学大学院工学研究科)

P-14 水溶性大気汚染物質の気相/水溶液相における存在比の測定
○ 寺田英敏、竹中規訓、坂東博、前田泰昭 (大阪府立大学大学院工学研究科)

P-15 係留気球による海洋大気境界層内エアロゾルの鉛直分布の測定
○三浦和彦、原 壮史、山崎泰典、中江 茂(東理大・理)、児島 紘(東理大・理工)、植松光夫(東大・海洋研)

P-16 立山・室堂平における大気エアロゾル粒子濃度と地上の大気塵象
○木戸瑞佳,長田和雄,松永捷司,岩坂泰信,長谷正博,中田滉(名古屋大学・太陽地球環境研究所)

P-17 乗鞍岳と立山・室堂平における大気エアロゾル観測
○長田和雄,木戸瑞佳,猪股弥生,高宮久美子,松永捷司,岩坂泰信,長谷正博,中田晃(名古屋大学・太陽研

P-18 対流圏における硫化カルボニルの濃度の緯度分布
○猪股 弥生1,松永 捷司1,菅原 敏2,森本 真司3,長田 和雄1、渡辺 征春1、塩原 匡貴3、岩坂 泰信1 (1 名古屋大学 太陽地球環境研究所;2宮城教育大学 ; 国立極地研究所)

P-19 ILASが観測した極渦崩壊時の微量気体成分の極方向への輸送について
○中島英彰(環境研)、河本 望(NASDA/EORC)、塩谷雅人(北大)、笹野泰弘(環境研)

P-20 赤外分光観測による大気微量成分全量の精度
○村田 功、小林展隆、福西 浩(東北大学大学院 理学研究科)、中根英昭(国立環境研究所)

P-21 北オーストラリアにおけるバイオマスバーニングによるNMHCs(非メタン炭化水素類)の大気中への放出 – 航空機観測キャンペーンBIBLE- B(1999)観測結果より-
○白井知子(1)、D. R. Blake(2), S. Meinardi(2), F. S. Rowland(2), 近藤豊(3), 北和之(4), 小池真(5), 竹川暢之(5), 宮崎雄三(4), 町田敏暢(6), 西憲敬(7), B. Liley(8), 川上修司(1)、小川利紘(1) (1: NASDA/EORC,, 2: University of California, Irvine, USA, 3: 東大先端研, 4: 東大理, 5: 名大STE研, 6: 国立環境研, 7:京大理 8:NIWA, New Zealand)

P-22 西太平洋域上部対流圏におけるオゾン変動
○宮崎雄三、北和之(東大理)、近藤豊(名大・STE研)、川上修司(NASDA/EORC)、D.Blake(UCI)、小川利紘(NASDA/EORC)

P-23 レーザー誘起蛍光法を用いた高感度NO2計測装置の開発
○村上慎一、河野光彦、松見豊、近藤豊 (名大院・理、名大・太陽研)

P-24 レーザー誘起蛍光法による大気中NO2測定装置の開発と改良
○松本 淳、廣川 淳、梶井克純(東京大学先端科学技術研究センター)、秋元 肇(地球フロンティア研究システム)

P-25 利尻島における春季オゾン極大に関連する微量気体の挙動 (RISOTTO 2000): (1) オゾン・PAN・NOxの濃度変動と相互関係
○谷本浩志、松本淳、廣川淳、梶井克純、秋元肇(東京大学先端科学技術研究センター)

P-26 利尻島における春季オゾン極大に関連する微量気体の挙動(RISOTTO 2000): (2)非メタン炭化水素の季節変化
○加藤俊吾(科学技術振興事業団)、谷本浩志、梶井克純、秋元肇(東大先端研)

P-27 利尻島における春季オゾン極大に関連する微量気体の挙動(RISOTTO 2000): (3) 化学イオン化質量分析計による硝酸ガスの実時間測定
○古谷 浩志(科学技術振興事業団)秋元 肇(東大先端研)

P-28  VUV共鳴蛍光法によるCO測定器の開発: BIBLE-B観測における性能評価
○竹川 暢之 1, 近藤 豊 1, 松見 豊 1, D. D. Parrish 2, J. S. Holloway 2, 北 和之3, 小池 真 1, 鳥山 哲司 1 (1: 名大・太陽所, 2: NOAA, 3:東大理)

P-29 熱帯アジアの土地利用変化に伴う土壌からの温室効果ガスフラックスの経年変化
○鶴田治雄(農環研)、石塚成宏(森林総研北海道支所)、Daniel Murdiyarso(BIOTROP-GCTE-ICSEA, Indonesia)

P-30 東京商船大学における対流圏エアロゾルの総合観測
○村山利幸 (東京商船大学・交通電子制御工学講座)

会場のスナップ写真

2017年07月10日